この記事では、ダイソン空気清浄扇風機(ファンヒーター)HP10とHP12の違いについて、実際に購入を検討している人が気になるポイントに絞って分かりやすく比較しています。
見た目はそっくりでも、フィルター性能や操作性、価格などに意外な違いがあるこの2機種。
どちらが自分に合っているのかがすぐに分かるよう、特徴を丁寧に解説していきます。
- HP10とHP12の性能や機能の違い
- スマホ操作や空気清浄力などの比較ポイント
- 目的別におすすめのモデルがわかる
ダイソンHP10とHP12の一番の違いはフィルター性能と操作性
どちらも空気清浄・暖房・送風の3つの機能を持ったモデルですが、注目すべき違いは「空気の処理力」と「操作方法」にあります。
フィルターの性能で選ぶならHP12が一歩リード
まず見逃せないのが、HP12に搭載されているK-カーボンフィルターの存在です。
これは、HP10の活性炭フィルターと比べて、二酸化窒素(NO₂)を約1.5倍多く除去できるとされています。
空気の質に少しでも敏感な方なら、この差は見過ごせないポイントかもしれません。
さらに、HP12はホルムアルデヒドを水と二酸化炭素に分解する機能も備えており、空間の空気をより清潔に保つことができます。
こうした点から見ても、空気清浄機としての完成度はHP12の方が高い印象を受けます。
スマホ操作ができるのはHP12だけ
操作性の面でもHP12は優れています。
HP12はスマートフォンと連携できるため、アプリを使って外出先から操作ができます。
例えば、部屋を暖めておきたいときや電源を切り忘れたときなどに便利です。
一方のHP10は、リモコン操作のみとなっており、そういった機能は備えていません。
機械にあまり詳しくなくても、HP12ならアプリで直感的に操作できる点が評価されています。
価格とコスパで見るファンヒーターHP10とHP12の違い
ここでは、機能と価格のバランスに注目して、それぞれの価値を考えてみます。
価格を重視するならHP10がおすすめ
HP10はおおよそ5万円台で購入でき、機能が必要十分に揃っているという点でコストパフォーマンスの良さが光ります。
送風・暖房・空気清浄の基本機能はしっかりしており、特にこだわりがなければ満足できる内容です。
フィルター性能やアプリ連携が不要なら、HP10は過不足のない選択肢です。
「あれこれ機能は要らない、でも最低限はちゃんとしていてほしい」という場合にはちょうど良い立ち位置にあります。
HP12の価格差は高機能分と割り切れる?
HP12は約8万円台で、HP10と比べると約3万円の差があります。
ただしその分、空気清浄の性能やスマート機能など、随所にアップグレードされたポイントがあります。
特にアレルゲンの除去能力や空間環境の精密な調整機能などは、他にはない価値を感じられる部分です。
この価格差をどう見るかは、それぞれの重視するポイントによって変わってくるかもしれません。
デザイン・サイズ・騒音など見落としがちな違いもチェック
性能や価格以外にも、毎日使う上で気になるポイントがあります。
本体サイズはほぼ同じでも微妙に重さが違う
HP10とHP12はどちらも高さ764mm、幅と奥行き248mmと、見た目のサイズ感はほぼ同じです。
ただし重さに関してはHP10が5.29kg、HP12は5.55kgとやや違いがあります。
持ち運びの頻度が多い人にとっては、わずかな重さの差でも気になることがあるかもしれません。
とはいえ、設置して使う分には差を感じにくいので、実用面での影響は少ないでしょう。
動作音はHP12がやや静かめ
動作音に関しては、HP12が最小23.5dB・最大48.9dBとされています。
これはHP10よりもやや静かに感じられる設計です。
夜間や作業中など、静かさを求める場面ではこの差が心地良さにつながることがあります。
音の感じ方には個人差があるとはいえ、騒音を抑えたいときにはHP12の方が適しているかもしれません。
ダイソンファンヒーターHP10とHP12のそれぞれのおすすめタイプ
それぞれの特徴を踏まえて、どんな使い方やスタイルに向いているのかを整理してみました。
HP10が向いているタイプ
HP10は、あれこれと高機能を求めない人にちょうど良いモデルです。
必要な機能がしっかりとまとまっていて、使い方もシンプル。
たとえば、価格を抑えたいときや、操作をできるだけ簡単に済ませたいときにはHP10がフィットしやすいです。
「余計な機能は少なくていいから、快適さを手軽に取り入れたい」という考えなら、HP10が向いています。
HP12が向いているタイプ
一方、HP12は少しの価格アップでグレードの高い使い心地を求める人に向いています。
外出先からの操作や、より細かな空気処理を意識した設計は、ライフスタイルにこだわりたい人には魅力的です。
空気環境をしっかり整えたい、使い勝手をさらに良くしたい、という視点を持っているならHP12の方が満足度は高くなるはずです。
まとめ
HP10とHP12のそれぞれに良さがあり、選ぶポイントも変わってきます。
シンプルでコストを抑えた構成のHP10に対し、性能と機能の厚みで魅せるHP12。
何を優先したいのか、どんな使い方をイメージしているのかによって、選ぶモデルが見えてくると思います。
自分にとっての「ちょうどいい一台」を見つけて、より快適な空間づくりに役立ててみてください。