花粉や大気汚染対策、健康維持のツールとして必需品になりつつある加湿空気清浄機。
中でもシャープはいち早く独自プラズマクラスターを開発し、空気清浄機の意識改革に大きな影響を与えました。
ここでは、シャープの空気清浄機の中でも特に人気の「KI-PD50」と「KI-SS50」について、機能の違いやおすすめポイントを紹介します。
この記事を読むとわかること
- シャープの「KI-PD50」と「KI-SS50」の違い
- シャープの加湿空気清浄機の特徴
- 生活スタイル別のおすすめ機種
シャープ 加湿空気清浄機「KI-PD50」と「KI-SS50」の違い
シャープの「KI-PD50」と「KI-SS50」は、いずれも家庭向けの加湿空気清浄機として販売されています。
どちらも人気機種ですが、どのような違いがあるのか、機能やデザイン、メンテナンス性などを中心に見ていきましょう。
除湿機能有無の違い
「KI-PD50」と「KI-SS50」の最も大きな違いは「除湿機能の有無」です。
シャープに限らず、市場で見かけるほとんどの空気清浄機には加湿機能はあるものの、除湿機能はほとんどついていません。
しかし、KI-PD50には除湿機能がついているんです。
除湿方式はベーシックな「コンプレッサー方式」で、故障が少ないと言われています。
梅雨時の湿気や、洗濯物を室内干しする家庭では、除湿機を別に買わなくてもいいので便利ですね。
フィルター種類と交換頻度の違い
「KI-PD50」と「KI-SS50」は、メンテナンス性にも違いがあります。
まず、KI-PD50には「集じん・脱臭一体型フィルター」と「抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター(※)」がついており、一体型フィルターの交換目安は約2年です。
一方、KI-SS50には「静電HEPAフィルター」「ダブル脱臭フィルター」「抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター(※)」が必要で、交換目安はそれぞれ約10年です。
KI-SS50:10年ごとの交換でよいが、交換フィルターは多い
設置場所の状況や使用頻度によってフィルター交換時期は変わってきますが、購入前にはお手入れが面倒に感じるかどうかをも検討材料にするとよいですね。
(※)プレフィルター:使い捨てフィルターのこと
本体サイズと給排水トレーの違い
「KI-PD50」と「KI-SS50」は、本体サイズや給排水トレーの違いも頭に入れておきましょう。
KI-PD50は除湿機能を持つため、トレーは給水/排水の2種類で、それぞれの容量は約2.0Lです。
機能が多い分本体サイズも大きく、重量は約13kgあるので、動かすのはつらいと感じるかもしれません。
一方、KI-SS50は約2.0Lの排水トレーのみで、本体サイズはやや小さく、重量は約7.9kgとコンパクトです。
常に同じ部屋で使うのであれば大きくても問題ありませんが、複数の部屋に移動させる場合は本体サイズも加味して検討することをおすすめします。
カラーバリエーションの違い
加湿空気清浄機は、飽きのこないデザインやカラーを選びたいですよね。
シャープの加湿空気清浄機は、部屋の雰囲気を壊さないホワイト、またはブラックが主流です。
この記事で取り上げている機種の場合、KI-PD50はホワイトのみですが、KI-SS50にはホワイトとグレーの2色が展開されています。
デザインはどちらも丸みがあり、どんな部屋に置いてもなじみやすい雰囲気です。
お好みに合わせて、お部屋にマッチするものを選ぶとよいでしょう。
おすすめはどっち?
空気清浄機のルーバーが壊れてしまっていたので #シャープ さんのKI-PD50に買い替えー
湿度高めなので除湿機能が欲しかったけど機種が少なかった…
同じ予算で別々の機器買った方が便利だった気もしつつ。 pic.twitter.com/Akrtsi3MMp— あおあかパープル (@aoaka_camp) July 17, 2022
すぐれた技術とシンプルなデザイン、豊富な製品展開が特徴のシャープの加湿空気清浄機。
今回紹介した機種については、機能に大きな違いがあるため、ニーズによっておすすめが変わります。
いろいろな機能を1台に求める人には「KI-PD50」がおすすめです。
なんといっても除湿機能があるのが特徴で、部屋に置くものを少なくしたい人や、どうしても除湿機が必需品の人はこちらを選ぶとよいでしょう。
ただし、本体が大きく重いので注意が必要です。
一方、除湿機能にこだわらない人や、メンテナンスに手をかけたくない人、色にこだわる人には「KI-SS50」をおすすめします。
空気清浄機には珍しいダークグレーが好評で、モダンなデザインの部屋にマッチすると好評です。
・除湿機能が欲しい
・メンテナンスは頻繁に行いたい
・本体が大きくても気にならない
・除湿機能は不要
・メンテナンスに手をかけたくない
・本体サイズやカラーにこだわりがある
基本情報
シャープの加湿空気清浄機「KI-PD50」と「KI-SS50」の違いを一覧表にまとめました。
それぞれの特徴や仕様を比較して、お気に入りの製品を見つけてください。
シャープ KI-PD50 | シャープ KI-SS50 | |
型番 | KI-PD50 | KI-SS50 |
発売年月 | 2022年3月 | 2023年9月 |
価格(税込) | オープン | オープン |
浄化方式 | プラズマクラスター25000 | プラズマクラスター25000 |
適用床面積 | 約10畳 | 約13畳 |
除湿方式 | コンプレッサー方式 | - |
除湿能力(50/60Hz) | 5.0/5.6L ※1日 | - |
除湿トレー容量 | 約2.0L | - |
加湿方式 | 気化方式 | 気化方式 |
最大加湿量 | 最大 400mL/h | 最大 600mL/h |
給水トレー | 約2.0L | 約2.7L |
デザイン・カラー | 1種類(ホワイト) | 2種類(ホワイト/グレー) |
サイズ | 幅 350mm×奥行285mm×高さ656mm | 幅 384mm×奥行230mm×高さ619mm |
重量 | 約13.0kg | 約7.9kg |
コード長 | 約1.8m | 約1.8m |
空気清浄時間(加湿時) | 13分 ※8畳 | 12分 ※8畳 |
運転音(最小/最大) | 23~54db | 17~51db |
集じん・脱臭フィルター交換 | 約2年毎 | 約10年毎 |
付属品 | 取扱説明書(保証書付) | 取扱説明書(保証書付) |
保証期間 | 購入日から1年間 | 購入日から1年間 |
まとめ
シャープの加湿空気清浄機である「KI-PD50」と「KI-SS50」の違いを紹介しました。
どちらもハイスペックな「プラズマクラスター25000」を搭載し、空気清浄機としては安定した性能です。
大きな違いは「除湿機能の有無」で、自分にとって必要かどうかを見きわめて選ぶとよいでしょう。
ただし、除湿機能付きの場合は本体も大きく重くなることに注意が必要です。
自分のライフスタイルを振り返り、ニーズに合ったものを購入してくださいね。