この記事では、マクスゼンスポットエアコンMSC-ST20-02とMSC-ST20の違いについて、細かく比較していきます。
どちらも似たようなスペックに見えますが、実は仕様や使用感で違いが見えてくるポイントがあります。
「どっちを選べばいいの?」「買い替えるべき?」と迷っている人向けに、それぞれの特徴を分かりやすくまとめました。
- マクスゼンMSC-ST20-02とMSC-ST20の主な仕様の違い
- 設置環境や使用シーンに合った選び方のヒント
- 実際の使い勝手に影響する細かなポイント
スポットエアコンMSC-ST20-02とMSC-ST20の違い
見た目はそっくりでも、中身にはちょっとした違いがあるんです。
その違いが、選ぶポイントになってくるのでじっくり見ていきましょう。
基本スペックは同じ?冷房・除湿性能を比較
両モデルとも冷房能力は50Hzで1.8kW、60Hzで2.0kWと、性能は同等です。
除湿能力もほぼ同じで、50Hz時は約23L/日、60Hz時は約28L/日となっています。
ですので、「涼しさ」や「除湿力」に大きな差は感じにくいと思います。
このあたりは、どちらを選んでも一定の快適さは得られるレベルです。
サイズと見た目の違いはどこにある?
外観はパッと見た限り大差がないように感じますが、実は微妙にサイズが違います。
MSC-ST20-02は約 幅30.3 × 奥行28.9 × 高さ69.3cm、MSC-ST20は約 幅31.5 × 奥行31 × 高さ69.8cmと、ST20-02の方がわずかにスリムです。
設置場所に余裕がない場合には、こうしたサイズの違いが意外と効いてくるんですよね。
使用可能な環境温度に注目
見逃されがちですが、使用可能な環境温度も違います。
MSC-ST20-02は16℃~38℃まで使えるのに対し、MSC-ST20は16℃~35℃までとなっています。
3℃の差ですが、気温の高い場所での使用には影響が出る可能性もあります。
例えば、昼間の熱がこもりやすい部屋やガレージで使うなら、対応温度が広い方が選びやすいですね。
細かいポイントに注目!MSC-ST20-02の新要素
スペック以外にも、モデルチェンジによって地味に変わっている部分がいくつかあります。
その差が、使用感にも関わってくることがあるんです。
対応温度範囲の違いが地味に便利
先ほども触れましたが、使用環境温度の上限が38℃までになっている点は、ST20-02の地味だけど使い勝手に直結するアップグレードです。
実際に使う場所の気温が35℃を超えることって意外とあるので、対応範囲が広いことで稼働停止のリスクが減るという見方もできます。
夏場の厳しい環境下で使う可能性があるなら、この仕様は注目ポイントです。
本体サイズがややコンパクトに?
幅と奥行きがそれぞれ少しだけ小さくなっているST20-02。
具体的には、幅で約1.2cm、奥行きで約2.1cmの差があります。
数値だけ見ると「それだけ?」と思うかもしれませんが、家具の隙間や棚の横など、限られたスペースに置くならこの差は大きいです。
インテリアの邪魔をしたくない場合や、移動しながら使いたい場合には、軽くてスリムな方が取り回しもラクです。
マクスゼンスポットエアコンMSC-ST20-02とMSC-ST20の選び方
結局どちらを選ぶか迷うところですが、見るべきポイントを整理すると、自分に合ったモデルが見えてきます。
スペース重視ならMSC-ST20-02?
設置スペースが限られていたり、なるべくスリムなデザインが好みなら、ST20-02の方が向いています。
サイズが小さめで、対応温度も広めなので、扱いやすさという点でも一歩リードといった印象です。
インテリアと調和させたい場合にも、スッキリした印象のあるST20-02は選びやすいモデルです。
コスパで選ぶならST20もアリ
一方で、基本的な冷房・除湿性能は同じですし、すでに流通している分だけお得に手に入る可能性があるST20も候補になります。
予算を抑えたいときや、使用環境が35℃以下で安定している場合なら、旧モデルでも十分活躍できます。
使う場所が限定されていて、スペックに大きな違いを求めないならST20で満足できると思います。
どんな人におすすめ?使い方別で選ぶスポットエアコン
どちらも性能は申し分ないだけに、最終的には「どう使うか」で選びたいところです。
それぞれの特徴をふまえて、使い方に合わせたおすすめパターンを紹介します。
引っ越しや賃貸暮らしにぴったり
個人的に、スポットエアコンの良さが一番活きるのは、工事ができない環境での使用だと思います。
例えば、賃貸物件に住んでいて「壁に穴をあけられない」とか、「とりあえずこの夏だけ涼しくしたい」といった場合には、すぐに使える移動式のエアコンってすごく便利です。
特にST20-02の方は、サイズが少しスリムになっていて置きやすいので、家具が多い部屋でも取り回しやすい印象があります。
面倒な設置工事が不要で、使いたいときに使えるというのは、忙しい暮らしの中ではありがたいポイントです。
- 部屋に穴を開けたくない
- すぐに移動して使いたい
- ワンルームや賃貸暮らし
小部屋や書斎にも使いやすい
もうひとつおすすめしたい使い方が、「集中したい部屋でのスポット冷房」です。
特にST20-02はスリムで目立ちにくく、静かに冷やしてくれる印象があって、小さな書斎や作業部屋にぴったりだと思いました。
広いリビングではなく、「この狭い空間だけ涼しくしたい」というニーズって、実はかなり多いんじゃないかと思うんですよね。
音に関しての詳細はありませんが、サイズ的に圧迫感もなく、見た目もスマートなので、静かな空間に置いていても違和感がなさそうです。
ちょっとしたこもり部屋や在宅ワーク用のスペースにも、これならちょうどいいサイズ感です。
- 6〜9畳の小部屋にピッタリ
- パーソナルスペースを涼しくしたい
- 書斎や作業部屋でも目立たないデザイン
まとめ
大きな差はないように見えて、実際にスペックを比べてみると細かい部分にいくつか違いがあります。
特に、対応温度の違いやサイズ感の微調整は、使う場所によってメリットにもなります。
新しい方が必ずしも上というわけではなく、使用環境や求めるポイントによって選び方が変わるのが、この2モデルの面白いところですね。
「どちらがいいか迷ったら、使いたい部屋の気温やスペースを想像してみる」、これが一番の決め手になりそうです。