「これ、アームありとなし、何がそんなに違うの?」
私が最初にルルドガンを見比べたとき、正直そう思いました。
見た目はそっくり。でも、実際に使ってみると「ああ、これは使い方の前提が違うんだ」と気づかされます。
ルルドガンシリーズは、自分で当ててほぐすタイプのハンディガン。
その中でも「AX-HX336(アーム付き)」と「AX-HX335(アーム無し)」は、たったひとつのパーツの有無で“暮らしのなじみ方”が変わります。
私はこれまで、「道具は使う人と場面で印象が変わる」ことを、掃除機や調理家電で何度も経験してきました。
そして今回のルルドガンも、その“道具との相性”が如実に現れる一品。
この記事では、アーム付き・アーム無し、それぞれの実力と向いている人の違いを、リアルに掘り下げていきます。
「結局、自分にはどっちが合うの?」と迷っている方の参考になれば幸いです。
この記事を読むとわかること
- ルルドガンAX-HX336とAX-HX335の具体的な違い
- アーム付き・アーム無しが向いている利用シーン
- 自分の生活スタイルに合った選び方のヒント
ルルドガンAX-HX336とAX-HX335の違いとは?
「どっちがいいのか、正直よくわからない」
ルルドガンAX-HX336(アーム付き)とAX-HX335(アーム無し)を見比べたとき、最初にそう感じる方も多いと思います。
見た目はほとんど同じ。機能も似ている。
けれど、“違い”をひも解いていくと、それぞれが向いている人やシーンがくっきり見えてくるんです。
この章では、外観・仕様・重さ・価格などから、2つのモデルの違いを具体的に掘り下げていきます。
一番の違いは「アームの有無」
最大の違いは、AX-HX336にだけ「プラスアーム」が付属していること。
このアームは取り外し式で、本体に差し込むだけで背中や腰といった手の届きにくい場所にもアプローチできます。
一方、AX-HX335はシンプルに本体のみ。アームがない分、使い方はやや限定されますが、軽くて扱いやすいメリットも。
アームがあると何ができるのか?
アームを使うと「自分の手が届かない部位」にも、ひとりでケアできるようになります。
特に肩甲骨の内側、背中の中央、腰などは、手持ちのままだと届きにくく力が入りにくいポイント。
アーム付きなら、まるで孫の手のようにピンポイントで振動を届けられるため、セルフケアの範囲がぐっと広がります。
形状・サイズ・重さの微妙な差もチェック
本体のサイズや重さはどちらもほぼ同じ。
約220gの軽量設計で、手の小さな方でも扱いやすい直径32mmのグリップです。
ただし、AX-HX336には約200gのアームが追加されるため、収納サイズや持ち運びに少し影響が出るかもしれません。
旅行やジムへの携帯を考えているなら、この“プラス200g”が選択のポイントになります。
価格差はどう位置づけるべきか
価格にもはっきりと差があります。AX-HX336は13,750円(税込)、AX-HX335は9,900円(税込)。
約4,000円の差額に対して、「アーム1本にそれだけの価値があるのか」と思うかもしれません。
でも、毎回誰かに当ててもらわずに、自分の手でしっかりケアしたい人にとって、このアームは想像以上に“使う気にさせてくれる存在”です。
使い勝手に差はある?実際の使い心地を比べてみた
同じ振動性能でも、“アームがあるかないか”で実際の使い心地は大きく変わります。
ここでは、実際に使った感触をもとに、アーム付きとなしの組み合わせでどう違うのかをリアルに比較してみました。
アームの可動範囲と安定感に注目
AX-HX336のアームは360度近く回転し、角度調整もスムーズ。
これにより、背中の広い面や腰のくぼみにもしっかり当たるため、安定感のあるケアが可能です。
対してAX-HX335は、腕や肩に直接当てるのに適していますが、手を伸ばさざるを得ない背中などは、自分の体勢に頼る必要があります。
握りやすさ・操作のしやすさの違い
本体グリップは両モデルとも同様に使いやすく、指がかかる凹みや表面の滑り止めもあり好印象。
ただ、アーム付きの場合は本体にアームが接続されるため、重心が少し手元寄りになります。
そのぶん、操作中に「ブレにくい」という安心感が得られ、長時間の使用でも疲れにくい印象でした。
振動の強さや音の違いはあるのか
振動レベルは4段階で共通。音の大きさも両モデルでほとんど変わりませんでした。
ただし、アームをつけたAX-HX336は、アームが振動を受け止めるぶん、より“重みのある当たり心地”になります。
一方、AX-HX335は軽快なリズム感があり、手首のスナップで細かく振動を伝えたい方には好適です。
ルルドガンAX-HX336とAX-HX335、選ばなかった理由にも意味がある
比べてみて初めて「実はこっちが合ってる」と感じるのが、道具選びの面白さ。
ここでは、あえて選ばなかった人のリアルな声から、それぞれのモデルが“向かない”ケースを考えてみます。
「アーム付き」をあえて選ばなかった人の声
「背中までセルフケアできるのは便利だけど、収納スペースが少し気になる」という意見があります。
実際、「旅行に持っていくにはかさばるから、普段はアーム外してる」という声も。
また「アームがある分だけ本体の取り回しが不安定に感じる」といったコメントもあり、コンパクトさやシンプルさを重視する人には選ばれにくいようです。
「アーム無し」で満足できる人の共通点
一方でAX-HX335を使っている人からは「腕や肩だけで十分。これなら本体だけで十分」との声が多く上がっています。
例えば、デスクワークの疲れをその日のうちにほぐす程度なら、本体も軽くて扱いやすく、ストレスなく日常に取り入れやすいとのことです。
道具は“使う頻度”で選ぶという視点
使う頻度が高い人ほど、利便性や手にしたときの動線の快適さが選択に直結します。
「週に何度もケアしたい」「セルフで本格的に当てたい」ならアーム付きが活きますし、「疲れた時だけ、サッと振動する程度でいい」という人にはアーム無しのライトさが響くはずです。
それぞれのルルドガン、どんな人に向いている?
「自分だったらどっちを選ぶべきか」。
この疑問に向き合うとき、スペックよりも大切なのは、“どう使いたいか”という自分の暮らしのリズムです。
ここでは、AX-HX336(アーム付き)とAX-HX335(アーム無し)のそれぞれがフィットしやすい生活スタイルや性格傾向を、具体的に見ていきます。
AX-HX336(アーム付き)が活きるのはこんな人
アーム付きモデルの最大の魅力は、「自分の手が届かないところを、自分でしっかりケアできる」点にあります。
日常的に肩や腰に疲れを感じやすい人、あるいは「人に頼らず、自分でほぐしたい」と考えるタイプの方には、この自由度の高さが非常に心強く感じられるはずです。
また、週に数回以上しっかり使いたいという方にもおすすめです。
たとえば、運動習慣がある人や、長時間立ち仕事・座り仕事をしている人などは、疲れを感じるポイントが体の広範囲にわたります。
そういったとき、アームを使えば「ここも届く」「そこも当てられる」と感じる場面が増え、結果的に「続けられるケア」になっていきます。
つまりAX-HX336は、「本気で疲労と向き合いたい人」「セルフケアの自由度を重視したい人」にこそ相性が良いモデルです。
AX-HX335(アーム無し)が合う生活パターンとは
一方、アーム無しのAX-HX335は、良い意味で「ライトに使える」道具です。
たとえば「日常的な疲れがそこまでひどくはないけど、気づいたときにサッと使えるものが欲しい」という人にとって、このシンプルさと軽さは大きな武器になります。
特に、デスクワークが多くて腕や肩まわりの疲れを感じやすい人にとっては、取り出してすぐに使える軽さが嬉しいポイント。
持ち運びにも便利なので、職場や旅行先に持って行くのにもぴったりです。
また、「マッサージガンは初めて」「複雑な機能はいらない」という方にとっても、AX-HX335はとっつきやすい1台。
必要十分な振動性能を備えながらも、操作がシンプルで、余計な付属品がないぶん、扱いに迷うことがありません。
つまりこのモデルは、「気軽に取り入れたい人」「シンプルでいい人」「軽さを最優先したい人」にぴったりです。
「手が届くかどうか」が意外な分かれ道になる
最終的にこの2機種を選び分ける際に、多くの人が見落としがちなのが、「自分の手の届く範囲」です。
肩や腕の疲れならどちらのモデルでも十分に届きますが、問題は背中や腰。
「自分の手では届かない。でもそこが一番疲れる」という人にとって、アームの有無はただの付属品の違いではなく、“使える・使えない”に直結する要素になります。
逆に、自分の手が届く範囲での使用がメインであれば、あえてアーム無しを選ぶという選択肢も充分アリです。
必要なところだけに、必要なだけ当てられればいい。
そんな割り切ったスタイルが、むしろストレスなく続けられる理由にもなるのです。
まとめ
今回比較したAX‑HX336(アーム付き)とAX‑HX335(アーム無し)、違いは「どこまで自分で届くか」にかかっています。
背中・腰まで自分でしっかりケアしたい、頻繁に使いたい、という方にはAX‑HX336が自然に生活に溶け込みます。
一方、軽さ・手軽さ重視、デスクまわりや旅行先でサッと使いたい、という人にはAX‑HX335がぴったり。
大切なのは「どちらが正解か」ではなく、「自分の暮らしに合うかどうか」。
この記事が、「使う自分」を想像するきっかけになれば幸いです。
「これなら毎日使えるかも」と思えるほうを選ぶ。
選ぶことで見える“自分のケアスタイル”を、大切にしてほしいなと思います。
ルルドガンと一緒に、あなたの暮らしに寄り添う心地よさを、ぜひ見つけてくださいね。
ライター紹介:柚木 千帆(ゆのき・ちほ)
※この人物は架空のライターです。本文内の意見や体験はフィクションとしてお楽しみください。
「似ているようで違うからこそ、“選び”は暮らしを変える」が信条の、家事まわりの目利きブロガー。実体験から編み出した“違いの輪郭”を丁寧に伝えるスタイルで、読者の「選び疲れ」に寄り添います。