「あれ、これってどこが違うの?」
マッサージガンを探していると、見た目もサイズも似ている商品が並んでいて、選び方に迷ってしまうことってありませんか?
今回取り上げるのは、ルルドガン プラスアーム AX-HX336とドクターエア エクサガン ハイパー REG-04。
どちらも“軽量・コンパクトで使いやすい”をうたうマッサージガンですが、使ってみると意外と違う顔を持っています。
私自身、肩こりがひどい日は「できれば手を動かさずにほぐしたい」し、脚が重だるい日は「手が届かない場所をどう攻めるか」がカギになります。
だからこそ、“似ているようで違う”ポイントをあぶり出して、どんな人にどちらが向いているのかをリアルに整理してみました。
マッサージガンの「違い」、ちゃんと見えていますか?
この比較が、あなたの暮らしに本当にフィットする一台と出会うヒントになりますように。
この記事を読むとわかること
- ルルドガンAX-HX336とエクサガンREG-04の具体的な違い
- 使いやすさ・操作性・収納性などの実用的な比較ポイント
- 自分に合ったマッサージガンを選ぶための視点と判断軸
ルルドガンAX‑HX336とエクサガン ハイパーREG‑04の違いはどこにある?
一見すると似ているルルドガンAX‑HX336とエクサガン ハイパーREG‑04ですが、実際に手に取ってみると「違い」は想像以上にくっきりと現れます。
どちらも手のひらサイズのコンパクトさを活かしたマッサージガンですが、届く範囲、当てやすさ、そして“どう使うか”の発想に違いがあります。
まずはこのふたつ、使い方のスタイルにどんな違いがあるのかを、感覚の面から見ていきましょう。
見た目以上に違う“届き方”と“当て方”
ルルドガンAX‑HX336の最大の特徴は、取り外し可能な「プラスアーム」が付いていること。
このアームによって、自分では届きにくい肩甲骨や背中の中央に、しっかりとアプローチすることができます。
アームの角度が絶妙で、力を入れなくても自然と当てられるのが嬉しいところ。
一方、エクサガン ハイパーREG‑04は“手で持ってピンポイントに当てる”ことを想定した設計。
アームはないものの、本体のバランスと軽さ(約220g)により、片手でも長時間疲れず操作できるのが強みです。
届く範囲の違いが、そのまま使用シーンの幅を左右すると感じました。
アタッチメントの工夫がもたらす使用感の差
両モデルともアタッチメントが充実していますが、ルルドガンAX‑HX336は「広範囲に使うヘッド」「ピンポイント用」「頭皮ケア用」など、感触がまったく異なる5種を標準装備。
とくに頭皮ケア用のシリコンアタッチメントは、弱めに当ててもゾワッとする刺激で、想像以上に気持ちいい。
対してエクサガンREG‑04は、プレミアムアタッチメントとして、球形・カーブ・スカルプなどの形状が特徴的。
肌あたりのやさしさや摩擦の少なさを重視した設計で、こちらは“こする感覚”よりも“押す感覚”に優れています。
「強く当てたい」より「肌をいたわりたい」派には特に魅力的かもしれません。
「ながら使い」派か、「しっかり狙う」派かで分かれる
ルルドガンAX‑HX336は、アームを活かせばテレビを見ながらでも背中をほぐせる“ながら使い”が得意。
椅子に座ったまま背面をケアできるのは、忙しい人や疲れて動きたくない夜にはありがたい工夫です。
一方、エクサガン ハイパーREG‑04は最大約3000回/分の振動+7mmのストロークで、筋肉の奥に届くアプローチが可能。
狙った部位を的確に刺激したい「しっかり派」にはこのパワー感が頼りになります。
片手でピタッと押し当てて狙う、というスタイルが向いています。
スペックだけではわからない、実用性の違い
公式スペックを見比べると、「あれ?ほとんど同じかも?」と思うかもしれません。
でも、実際に使ってみると、その“似て非なる”部分がじわじわと見えてくるんです。
ここでは、「数字だけでは見えてこないリアルな使い心地」の違いを掘り下げてみます。
重さと静音性:日常使いで気になるリアルな部分
どちらも本体の重さは約220g。ペットボトル1本より軽く、女性の手でも長時間扱いやすい軽量設計です。
ただ、ルルドガンAX-HX336はプラスアーム(約200g)を取り付けると、全体で約420gに。
しっかり握って支える必要があるため、腕の力が弱い方やご年配の方にはやや重たく感じるかもしれません。
一方、エクサガン ハイパーREG-04は常に片手操作を前提としたデザイン。
軽さと重心バランスの良さで、疲れにくさに優れています。
静音性も高く、動作音は図書館レベルの約41dB。テレビや家族の会話の邪魔をしません。
振動の強さとコントロールのしやすさ
ルルドガンは最大約3,200回/分の振動で、4段階のスピード調整が可能。
1段階目が約800回/分とかなり弱めなので、頭皮や鎖骨周りなど「優しくほぐしたい」部位にも安心して使えます。
ただし、操作ボタンは一つだけで、1回押すごとに強くなる方式。最弱モードを使いたいときは、一度電源をオフにして再度オンにし直す必要があります。
この“ワンクッション”が毎日の使用で地味に気になるかもしれません。
対するエクサガン ハイパーREG-04は最大3,000回/分の振動で、こちらも4段階調整。
ストローク幅が約7mmと深いため、筋肉の奥まで響く“押し込むような刺激”が特徴です。
ボタンは長押しでオンオフ、短押しでモード切替というわかりやすさ。
操作性ではやや優勢です。
連続使用時間と充電のしやすさの差
充電時間は、ルルドガンが約2.5時間、エクサガンREG-04は約2時間。
大きな差ではありません。
連続使用時間に注目すると、ルルドガンは強モードで約1.3時間、弱モードで約2.8時間。
毎日10分程度の使用なら、週に2〜3回の充電で済みます。
エクサガンREG-04は、モードにより大きく異なり、フェイスモードでは最大約11時間、最強モードでも約2時間。
使用目的に応じてバッテリー持ちをコントロールしやすいのが特徴です。
また、どちらもUSB Type-C充電に対応しており、スマホ用のケーブルがそのまま使えるのも嬉しいポイントです。
持ちやすさと操作感は、こんなに違う
毎日のように使うものだからこそ、「手に持った感覚」や「どれだけ迷わず操作できるか」は、見逃せないポイントです。
ここでは、ルルドガンAX-HX336とエクサガン ハイパーREG-04の“使うときのストレスのなさ”に注目して、比較してみました。
手になじむサイズ感とグリップの違い
ルルドガンAX-HX336は、円筒形の本体で約直径3.2cm。
片手でしっかり握れるスリムな形状で、どの角度からでも手にフィットします。
加えて、オプションの「プラスアーム」を使えば、本体を持たずにマッサージできるので、手が疲れがちな人には嬉しい仕組みです。
一方、エクサガン ハイパーREG-04は、いわゆる「スマホを握る」感覚に近いデザイン。
手の中にすっと収まり、重さも約220gと軽量なので、長時間持っても手が疲れにくい構造になっています。
形状そのものが“使いやすさ”を誘導してくれる印象です。
ボタン配置と迷わない操作性
ルルドガンの操作ボタンは本体上部に配置されていて、片手で握ったままでも指が自然と届きます。
ボタンを1回押すごとにモードが切り替わるシンプル構造ですが、モードがループ式なので「使いたいモードに戻すときに何度も押す」手間が少しだけ気になるかもしれません。
エクサガンREG-04も操作はとてもシンプル。長押しで電源オンオフ、短押しで振動モードが切り替わります。
ボタンの反応も良く、手元を見なくても感覚で操作できるのが特長です。
「とりあえず使いたい」時にも迷わず使える安心感があります。
片手持ちの疲れにくさとバランス感
ルルドガンAX-HX336は本体が軽いものの、アームを装着すると重さは倍近くになります。
もちろん、その分「手を使わず背中をほぐせる」というメリットはありますが、「今日は腕が重いな…」という日には少しおっくうに感じるかもしれません。
その点、エクサガン ハイパーREG-04は常に本体だけで完結するデザイン。
重心バランスもよく、片手で当てても手首に負担がかかりません。
静音設計で振動音も気にならないため、「使うことそのもの」が習慣になりやすい製品だと感じます。
収納と出しっぱなし、どちらで暮らす?
毎日サッと使えるかどうかは、収納のしやすさと出しっぱなしにできるデザイン性にもかかっています。
ここでは、それぞれが「しまいやすいか」「暮らしの景色に溶け込むか」に注目しました。
収納ケースと付属アイテムの違い
ルルドガンAX‑HX336には、専用の布製ポーチが付属。
ここに本体とアタッチメントをまとめられますが、アームは収納できないので“別立て収納”が必要です。
持ち運び用よりも、家の中でまとめて置く使い方に向いています。
エクサガン ハイパーREG‑04は、専用の硬質ケース付き。
本体とアタッチメントがぴったり収まるうえ、フタを閉じるとスッと引き出せる設計です。
アームは不要のため、「持ち出したくなったとき」にすぐ用意できるポータビリティが魅力。
暮らしに溶け込むデザインと見せる収納
ルルドガンはマットなパステルカラーで、インテリアとしても主張しすぎません。
“出しっぱなしOK”なかわいげと柔らかさがあり、リビングや寝室でも自然に佇みます。
エクサガンはシンプルなホワイト&グレーで、見た目に凛々しさがあります。
清潔感があるので、出しっぱなしでも生活空間をきちんとした印象にしてくれます。
“しまい込まれない”工夫が光るのは?
ルルドガンは「アームを付けたまま立てかける」という使い方が可能で、背中ケアをするとき自然と手に取りたくなる置き方ができます。
使い始めのハードルを下げてくれる工夫です。
エクサガンは本体が軽く、持ち運びやすいため「デスクに置く」「カバンに入れる」といった柔軟な使い方に強みがあります。
収納場所を選ばず、“いつでも使いたい”気分に応えてくれます。
結局、どんな人にどちらが向いている?
ここまで比較してきた「違い」を振り返ると、使い方との相性が見えてきます。
どのシーンでどちらがしっくり来るのか、具体的にイメージしやすく整理していきましょう。
「自分で当てにくい場所が多い人」におすすめは?
ルルドガンAX‑HX336はプラスアーム付きで、背中や肩甲骨周りなど、一人では届きにくい部位へのアプローチが簡単。
特に忙しくて誰かに頼む暇がない人、自分でケアしたいけれど手が届かないストレスを感じている人にぴったりです。
エクサガンREG‑04は手で持つスタイルなので、背面よりも腕や脚、首まわりなど狙いやすい範囲に特化。
セルフケアの使い分けを楽しめる人、自分でコントロールしながらケアしたい人に向いています。
「短時間で済ませたい人」にはどちらがいい?
短くても効果を実感したいなら、エクサガンREG‑04の7mmストロークと最大3000回/分の振動が強めの刺激を与える能力は魅力的。
お風呂上がりや寝る前など、10分程度のケアでもぐっと楽になりやすいです。
ルルドガンAX‑HX336は、「ながらケア」やじんわりほぐすのが得意。
短時間でも効果はありますが、強く狙いたい部位がある人は、刺激の深さでエクサガンに軍配が上がります。
「初めてのマッサージガン」ならどっちが失敗しにくい?
マッサージガン初心者にとって気になるのは、「重くない?」「どのヘッドを使えばいい?」という点。
ルルドガンAX‑HX336はアーム付きで“手を使わず当てられる”安心感があり、操作もシンプルなので導入のハードルが低いです。
エクサガンREG‑04は軽量・静音で、ボタンが直感的。
モード切替もわかりやすく、“使い方”に慣れるスピードが早く、最初の一台として選びやすいでしょう。
好みの刺激に合わせてアタッチメントを試す楽しさもあります。
まとめ
ルルドガンAX-HX336とエクサガン ハイパーREG-04は、どちらも“軽くて扱いやすいマッサージガン”という共通点を持ちながら、その使い勝手にははっきりとした違いがありました。
ルルドガンは、アーム付きという特徴を活かして「自分の手が届かない部位」もラクにケアできるのが魅力。
ながら使いが得意で、じんわりほぐすような感覚を重視する人に向いています。
一方のエクサガンは、コンパクトで手に馴染みやすく、強めの刺激をピンポイントで届けるタイプ。
操作性もシンプルで、パワフルだけどやさしさもある——そんなバランス感覚が光る一台でした。
選ぶポイントは、“どこを”“どうやって”ほぐしたいか。
そしてそれが、日々の暮らしにどう自然に溶け込むか。
「なんとなく便利そう」ではなく、「これなら続けられそう」と思えること。
それが、暮らしに道具を迎え入れるうえで何より大切な視点です。
選ぶって、悩むことじゃないんです。
“暮らしに立ち会わせたいかどうか”——それだけで、自然と答えは見えてきます。
ライター紹介:柚木 千帆(ゆのき・ちほ)
※この人物は架空のライターです。本文内の意見や体験はフィクションとしてお楽しみください。
「似ているようで違うからこそ、“選び”は暮らしを変える」が信条の、家事まわりの目利きブロガー。実体験から編み出した“違いの輪郭”を丁寧に伝えるスタイルで、読者の「選び疲れ」に寄り添います。