「これ、見た目は似てるけど、どっちが自分に合うんだろう…?」
マッサージ機を選ぶとき、そんな小さな迷いが、案外ずっと尾を引くものです。
今回比べるのは、アテックスから出ている『ルルドプロもみ AX-HP117』と『TORマッサージスツール AX-HXT177』。
名前の雰囲気は似ていても、その「暮らしでの立ち位置」は、思っている以上に違います。
私自身、「マッサージ=座ってリラックスするもの」という先入観がありました。
でも、片手で持てるタイプと、スツール型の据え置きタイプ。
使ってみると、「あ、これは選び方間違えると損するやつだな」と気づかされました。
この記事では、“スペックでは語れないリアルな違い”を中心に、「使い方」「置き場所」「リラックス感」という3つの切り口で、わかりやすく整理します。
見た目じゃ決めきれないあなたのために。
「買ってから後悔しない判断軸」、一緒に見つけていきましょう。
- ルルドプロもみAX-HP117とTOR AX-HXT177の具体的な違い
- それぞれの特徴と暮らしへのなじみ方
- 自分の使い方に合った選び方のポイント
ルルドプロもみAX-HP117とTORマッサージスツールAX-HXT177の違いとは?
名前はどちらも似ているし、同じアテックス製。
だからこそ、「何がどう違うのか」が分かりにくい2つのモデル。
けれど実際に比べてみると、暮らしの中での“関わり方”がまるで違います。
この章では、単なるスペック比較ではなく、「暮らしのどこに、どう馴染むか」を視点に、それぞれの違いをわかりやすく整理していきます。
形と使い方の「そもそもが違う」
AX-HP117 は手軽に“片手で持てる”フット&ハンド兼用タイプ。
お風呂上がりのソファにちょこんと置いて、手軽にコリをほぐせます。
AX-HXT177 はしっかり据え置きのスツール型。
22ヶ所・50層のエアバッグで深く、包み込むように脚全体をケアします。
設置場所と使うタイミングの違い
AX‑HP117は約2kgの軽量・コンパクト設計で、ソファ横や寝室テーブルの下など、限られたスペースにもスムーズに置けます。
AX‑HXT177は9.3kgと重く、専用スペースの確保が必要。
とはいえ、見た目はスツールそのものだから「いつでも使える常設感」が魅力です。
もみ心地・リラックス感の違い
AX‑HP117は“大きなもみ玉(最大2.5cm突出)+8層エアバッグ”で、足裏をグリグリ深く指圧する“プロもみ®”を実現。
AX‑HXT177は“22ヶ所・50層のエアバッグ”が足首からふくらはぎまで包み込むようにストレッチも兼ねたケア。
3コース(ほぐす・しぼる・ストレッチ)で脚全体をリセット。
収納・移動のしやすさはどちらが上?
AX‑HP117は軽量&コンパクトで持ち運びもラク。
試した人からは「小型で軽く、持ち運びも楽ちん」との声も。
AX‑HXT177は両脇に持ち手があるものの、9.3kgの重量で「女性一人では移動に力がいる」という感想も。
どんな人に向いているか、用途別に比較
特徴 | AX‑HP117 | AX‑HXT177 |
---|---|---|
手軽さ重視 | ◎ ソファやベッドにすぐ置ける | △ 設置スペース必要 |
強い指圧派 | ◎ グリグリ指圧 “本格プロもみ®” | ◯ 包み込むやさしめ圧 |
ストレッチ込み | △ なし | ◎ 足全体を伸ばすモードあり |
インテリア重視 | ◯ 小ぶりで目立たない | ◎ 普段はスツールとして活躍 |
移動頻度高い | ◎ 軽いから掃除もラク | △ 重量9.3kgでやや大変 |
このように、“使い方”“使う場所”“リラックスの質”の視点で見比べると、それぞれが目指す方向も、暮らしに与える感触もまるで違います。
「見た目も似ているのに、こんなに違うなんて」――最初は私もそこに愕然としました。
でも、暮らしに溶け込むか?毎日使えるか?を想像すると、どちらを取るべきかがクリアになってくるんです。
次の章では、それぞれの魅力をもっと深掘りしていきますね。
ルルドプロもみAX‑HP117の特徴とメリット
「片手で持てる本格派」フットマッサージャーとして、多くの人の暮らしにすっと寄り添うAX‑HP117。
その魅力を3つの視点から深掘りします。
プロもみ®の構造で、深い指圧を実現
最大2.5cm突出の大きなもみ玉が、足裏の奥深くまでアプローチ。
エアバッグが外側から足全体を包み込み、“つかむようにもむ”構造でプロの指圧を再現しています。
温ヒーターも内蔵されており、冷えた足にじんわり温もりを届けてくれます。
肩・腰・ふくらはぎにも使える多用途設計
本体は軽量で取っ手付き。元々はフット用ですが、片手で自由に持ち上げられるので、ふくらはぎや腰、肩などコリが気になる部位にも使えます。
8層のエアバッグと複数のコースで、部分使いも快適です。
どこでも置けてすぐに使える“自由さ”
約2kgの本体は、ソファ横、寝室のベッド脇、仕事机の下など、気になる場所に気軽に移動して使えるのが魅力。
実際に使った人からは「小型で軽く、持ち運びも楽」との声もあります。
TORマッサージスツールAX‑HXT177の特徴とメリット
「座って休む」がそのままマッサージに変わるTORマッサージスツールAX‑HXT177。
スツール型ならではの魅力を3つの視点でご紹介します。
インテリアに馴染むデザイン
しっかりしたスツールの見た目で、部屋に溶け込むデザイン。
は脚置きやちょっとした椅子として使えるので、家族にも「マッサージ器っぽくない」と好評です。
脚全体を包んでリセットするエアバッグ機能
22か所・50層のエアバッグが足首からふくらはぎまでをやさしく包み込み、空気で「ほぐす・しぼる・ストレッチ」の3つの動き。
毎日のむくみケアや疲れリセットにぴったりです。
座る・休む・もむが一体の使い心地
しっかり座ってもたれかかると、脚にほどよい圧がかかり、力を抜くだけで自然にもみが始まる「ながらケア」が叶います。
テレビを見たり、本を読んだりしながら、無理なくリフレッシュできます。
私が「選ぶならここを見る」と思ったポイント
マッサージ器って、つい「もみ心地」や「機能の多さ」ばかりに目がいきがち。
でも私がこれまで何度も失敗してきた経験から言えるのは、それ以上に大切なのは“使い続けられるかどうか”。
ここでは、私が実際に選ぶうえで大切にしているポイントを3つに絞ってお話しします。
本当に毎日使う?設置スペースの現実
どんなに性能がよくても、「出しておく場所がない」「使うたびに出すのが面倒」だと、すぐ使わなくなります。
AX‑HP117は省スペース&軽量で“移動して使う”スタイル。
対してAX‑HXT177は“据え置いて使う”前提。あなたの暮らしには、どちらが自然に馴染みますか?
買った後の未来まで想像して選ぶ
「今、疲れてるから欲しい!」という気持ちはよくわかります。
でも、マッサージ器は一時的な買い物ではなく、これからの暮らしにずっと寄り添う存在。
収納場所、季節による使い方、家族との共用など、未来の使い方まで思い描けると、後悔しづらくなります。
「ながら」で使えるかどうかがカギ
私にとっては、“ながら使い”できるかどうかが継続の分かれ道でした。
リモコン操作の手間や、座る姿勢の自由度が高いかなど、生活導線に自然に組み込めるかがポイント。
忙しい毎日に無理なく溶け込むほうが、結局いちばん使える家電になります。
まとめ
ルルドプロもみAX‑HP117とTORマッサージスツールAX‑HXT177。
同じ「マッサージ器」という枠にありながら、実は暮らしへの入り込み方も、使う人の姿勢も、大きく異なります。
ソファや寝室で、自分のタイミングでサッと使いたい人には、片手で持てるAX‑HP117が心地よく馴染むはずです。
一方で、椅子としても使える佇まいで、座ったまま脚全体を包み込んでほぐしてくれるAX‑HXT177は、「休む=癒す」が自然に叶う存在。
選ぶときに迷うのは当然です。
でも大切なのは、性能や価格だけで決めるのではなく、今の自分の暮らしにどちらが無理なく寄り添えるかを想像してみること。
「毎日使えるか?」「どこに置く?」「いつ使いたい?」そんな問いかけの先に、あなたにとってのベストな選択が見えてくるはずです。
選ぶって、悩むことじゃないんです。
“暮らしに立ち会わせたいかどうか”を、じっくり考えてみてくださいね。
ライター紹介:柚木 千帆(ゆのき・ちほ)
※この人物は架空のライターです。本文内の意見や体験はフィクションとしてお楽しみください。
「似ているようで違うからこそ、“選び”は暮らしを変える」が信条の、家事まわりの目利きブロガー。実体験から編み出した“違いの輪郭”を丁寧に伝えるスタイルで、読者の「選び疲れ」に寄り添います。