「足の疲れ、もう限界…」と感じた夜。
マッサージ機を探してたどり着くのが、ルルドのフットマッサージャー。
でも、プロもみ AX-HP117とスッキリブーツAX-HP361、どっちが自分に合うのか分からない――そんな声、実はすごく多いんです。
見た目もオシャレで、スペックも優秀。でも“足を入れる”という行為は同じなのに、体感はまるで違う。
選び方を間違えると、「なんか違ったかも…」と後悔しかねません。
この記事では、20代の頃から何台ものマッサージ家電を試してきた私・柚木千帆が、「暮らしに立ち会わせたい一台」を選ぶ視点で、この2機種の違いをリアルに比較。
スペックでは語りきれない、日常の“しんどさ”にどう寄り添えるかを掘り下げます。
「毎晩のように足が重だるい」「むくみがつらいけど、寝る前にケアする余裕がない」そんなあなたにこそ読んでほしい内容です。
- ルルド「AX‑HP117」と「AX‑HP361」の体感的な違い
- 自分に合う機種の選び方と暮らしへのなじませ方
- 見落としやすいポイントからわかる選ぶ決め手
プロもみ AX‑HP117とスッキリブーツAX‑HP361の違いとは?
ルルドのフットマッサージャーを選ぶとき、多くの人が最後まで迷うのがこの2機種。
見た目も性能も魅力的。でも実は、この2つ、体感に「決定的な違い」があります。
「なんとなく似てる」では済まされないのがマッサージ家電。
暮らしの導線、感じ方、続けやすさ――すべてに関わるからこそ、違いを丁寧に見ていく必要があります。
ここでは、形や使い方だけでなく、マッサージの感覚や細部の仕様まで踏み込んで比較していきます。
形状と使い方の決定的な違い
AX‑HP117(プロもみ)は「足置きタイプ」のフットマッサージャー。
足裏からふくらはぎまで、もみ玉やエアバッグで局所的に深く刺激します。
一方のAX‑HP361(スッキリブーツ)は、まるでブーツのように装着して使うタイプ。
足先からふくらはぎまで、脚全体を包み込んでエアで絞り上げる仕様です。
マッサージの感覚とアプローチの違い
プロもみAX‑HP117は「もみ玉+エア」で、足裏やふくらはぎをグッと押し込むような強めの刺激が特徴。人の指で揉まれているような“深もみ”感があり、疲労が溜まりやすい足裏や足首周りにしっかりアプローチしてくれます。
一方、スッキリブーツAX‑HP361は全5層のエアバッグが足をすっぽり包み込み、じんわりと圧迫・解放を繰り返す“しぼり感”が魅力。
3つの自動コースと3段階の強さ設定があり、ヒーターのぬくもりとともにじっくりほぐされていく感覚です。
重さ・サイズ・収納しやすさで見る違い
プロもみAX‑HP117は幅41×奥行24×高さ21cm、重さ約2.0kgとコンパクト。
使わないときはソファの下やベッド横にすっと収まるサイズ感です。
対してスッキリブーツAX‑HP361はブーツ型で、片足ずつ約1.0kg。
立体的な形状なので、収納にはやや場所を取ります。
使うたびに出し入れする人は、収納スペースとの相性も要チェックです。
ヒーター機能や操作性の違い
AX‑HP117はヒーター付きで15分オートオフ機能あり。操作ボタンもシンプルで、誰でもすぐに使いこなせる直感設計です。
AX‑HP361はヒーターが2段階に調整可能で、3つのマッサージコースと3段階の強さ切り替えが可能。
さらに「指圧パーツ」の付け外しで刺激の変化も楽しめるなど、機能性はやや上位に位置づけられます。
「プロもみ AX‑HP117」はどんな人向き?
正直に言うと、最初は見た目で「ちょっと地味かも…」と思ったんです。
華やかなブーツ型のほうが“効きそう”に見えるから。
でもこのAX‑HP117、いざ使ってみるとその印象がガラリと変わります。
“もみ玉”がググッと押し込んでくる感じは、ふわっと包むタイプとは全然違う。
足裏の硬さ、ふくらはぎの張り――まさにそこ!ってところを見逃さずに攻めてくる。
ピンポイントで「そこです、そこ…!」と言いたくなるような感覚。
このマシン、派手じゃないけど、コアがある。
そんな一台です。
まるで指圧のような“もみ”が欲しい人に
もみ玉の動きは想像以上に本格的。
ふわっと撫でるのではなく、しっかり押し込んで“こり”を解いてくれる。
「人の手で揉まれているみたい」ってよく聞くけど、それを体感できる稀少なマシンです。
特に「足裏が板みたいに硬い」「くるぶしの横が重だるい」という人は、このプロもみの“深さ”にハマると思います。
コンパクトさと手軽さを重視する人に
私は家電を買うとき、「出しっぱなしにできるか?」をひとつの基準にしています。
AX‑HP117は幅41cm×奥行24cmとかなり小ぶり。
ソファの前にちょこんと置けるし、軽いから気が向いたときにサッと出せる。
「重くて押し入れにしまったまま…」になるマッサージ機って本当に多いけど、このサイズ感と2kgという軽さは、それを防いでくれる。
使いたいときにすぐ使えるって、地味だけど、すごく大事です。
ふくらはぎケアを重視しない人向け
逆に、ふくらはぎ全体をギュッと包まれたい人には物足りなさがあるかもしれません。
AX‑HP117は“足を乗せる”スタイルなので、包まれる安心感は少なめ。
ただ、足首から下が主戦場の人――「ヒールで指の付け根がパンパン」「立ち仕事で足裏が限界」そんなタイプには、この“集中型”がちょうどいい。
あちこちマッサージするより、「ここだけやってくれればいい」が明確な人ほど、満足度が高いと思います。
「スッキリブーツ AX‑HP361」はどんな人向き?
このスッキリブーツ、初めて脚を通した瞬間から「あ、違う」と思いました。
足先からふくらはぎまで、やさしく包まれる安心感。ただのエアマッサージではなく、「ブーツに包まれる」が正直な感想です。
ヒーターがじんわり温める中、エアバッグがじわじわと圧をかけてくる。
「じゅわ〜」っとふくらはぎ全体が引き締まる感じは、まさに「ぎゅっ、ふわっ」のリズム。
終わった後、靴下を脱ぐときに、ふくらはぎがふっくら軽く感じたのが忘れられません。
足首からふくらはぎまで一気に包まれたい人に
足まわり全部を包み込む安心感に包まれて、疲れが逃げていくような感覚。
特に夕方〜夜にかけて、パンパンに張ったふくらはぎにじんわり効くのを実感しました。
マッサージ後の「軽さ」が翌朝まで続いて、二度寝したくなる幸せな朝を迎えられます。
エアーマッサージの“しぼり感”が好みの人に
「絞る」「ほぐす」「加圧」の3コースは、それぞれ違う性格。
でも、どれを選んでもブーツに包まれる感覚は共通。
特に「しぼり感」が好きな人にはたまらないでしょう。ふくらはぎの側面まで包むので、「押されてる」ではなく「全体を抱かれてる」感じ。
個人的には中強度の“ほぐしコース”がちょうど良くて、終わった後に血流が流れるようなぬくもりを感じました。
立ち仕事やむくみに悩む人向け
毎日立ちっぱなし、という人には特にぴったりです。
夕方にこれを使えば、むくんだ脚がスーッと回復。
加圧によって脚全体に血が巡っていくような「巡らせてる感」が、冷えや疲れをすっかり追い出してくれるんです。
私の友人も、長時間の立ち仕事で舟状骨が痛くなるほどのむくみ持ちでしたが、このスッキリブーツで「夜が楽しみになった」と言っています。
選ぶときに見落としがちなポイント
機能も、デザインも、レビューも一通りチェックして「よし、これにしよう!」と思ったはずなのに――届いてから、「あれ?」ってなる瞬間、ありますよね。
実は、フットマッサージャー選びには“盲点”がいくつかあります。
ただのスペック比較では見えてこない、暮らしの中での“使い勝手の違い”。
ここでは、その「見落としがちなポイント」をリアルに挙げてみます。
収納場所と使い続ける生活動線
「買ったけど出すのが面倒で使わなくなった」――このパターン、本当によく聞きます。
マッサージャーって“毎日続けてこそ”のもの。
でも出すのが億劫になると、あっという間にお蔵入り。
AX‑HP117は出しっぱなしにしやすいサイズ感。
一方AX‑HP361は収納時に場所を取るので、「毎回しまいたい人」「出しっぱなしが難しい部屋」だと手間に感じるかも。
リビングに置いても浮かない見た目か?という視点も意外と大事です。
使いたいタイミングと準備のしやすさ
夜、寝る前。ソファに座って「今ちょっとだけ足を癒したい…」というとき、どちらを手に取るか。これ、けっこう分かれます。
プロもみAX‑HP117は“乗せるだけ”。
靴下のままでもOK。反対にスッキリブーツAX‑HP361は“履く”動作が必要で、着脱に数秒の手間がかかります。
この「ひと手間」が、習慣化できるかどうかの分かれ道になることも。
音の大きさや存在感の違い
地味だけど大事なのが“音”。
夜に使うなら、周囲が気になることもあります。
AX‑HP117は比較的静かで、テレビを見ながらでも気になりません。
一方AX‑HP361はエアの加圧音が「シュウゥ…」と響く場面もあり、環境音に敏感な方はチェックしておきたいポイントです。
また「出しっぱなしで見える場所にあると気になる」という人にとっては、どちらが“生活の景色に溶け込むか”という視点も外せません。
まとめ
プロもみAX‑HP117とスッキリブーツAX‑HP361。
どちらも「足の疲れを癒やす」という目的は同じ。
でも、たどるアプローチも、感じ方も、暮らしへの溶け込み方もまったく違います。
「一点集中で深く揉まれたいならAX‑HP117」
「足全体を包まれて癒されたいならAX‑HP361」
この選び方が、いちばんしっくりくる気がします。
そして最後にひとつ、私からの提案です。
マッサージ機を選ぶとき、「機能」よりも「続けられるか」を基準にしてみてください。
今日の疲れを明日に持ち越さないために、あなたが無理せず手を伸ばせる方。
それが、きっと“暮らしに立ち会わせたい一台”です。
選ぶって、悩むことじゃないんです。
“暮らしに立ち会わせたいかどうか”を考えるだけでいいんです。
ライター紹介:柚木 千帆(ゆのき・ちほ)
※この人物は架空のライターです。本文内の意見や体験はフィクションとしてお楽しみください。
「似ているようで違うからこそ、“選び”は暮らしを変える」が信条の、家事まわりの目利きブロガー。実体験から編み出した“違いの輪郭”を丁寧に伝えるスタイルで、読者の「選び疲れ」に寄り添います。