「あ〜今日も肩ガチガチ……」
そんな夜、ふと手に取ったマッサージクッションが、想像以上に“救い”になった経験、ありませんか?
けれどいざ買おうとすると、似たような形、似たような機能。
ルルドのマッサージクッションも例外ではなく、AX-HCL318(ミニ)とAX-HCL348(クロスグランデ)のように、「何がどう違うの?」と戸惑ってしまうラインナップが並びます。
私自身、「小さいからミニ?」「クロスって何?」と名前だけではピンと来ず、両方を使ってみるまで本当の差が見えてきませんでした。
この記事では、ルルドAX-HCL318とAX-HCL348の違いを、実際の使い勝手や使用シーンの広がりまで掘り下げてご紹介します。
読み終わる頃には、「あ、私にはこっちだな」と自然に選べるようになっているはずです。
この記事を読むとわかること
- ルルドAX-HCL318とAX-HCL348の違いを具体的に把握
- 生活スタイル別にどちらが合うかの選び方のヒント
- もみ心地・サイズ・使用頻度から見る比較ポイント
ルルドAX-HCL318とAX-HCL348の違いは?
マッサージクッション選びでまず気になるのが、「触ってみて、実際どこが違うの?」という点でしょう。
ここからは、サイズから機能・使い勝手に至るまで、ミニとクロスグランデの違いを5つの視点で整理していきます。
サイズ感と座り心地の差
AX-HCL318(ミニ)は横幅約32cm、縦約20cm、高さ約10cm、重さ1.2kgと、A4ノート程度の薄型コンパクト設計。
家具の隙間や小さなソファにもすっきり収まり、自分だけのリラックスタイムを取りやすいです。
一方、AX-HCL348(クロスグランデ)は約35×38×16cmで、重さも2.9kgとしっかりしたボディ。
大きめの椅子やリビングチェアにフィットし、体を包み込むようにもたれかかって使用できます。
もみ玉の配置と動きの違い
ミニのもみ玉は2か所に4つ配置され、バウンド回転方式を採用。
バネのように弾む動きが軽やかで、小刻みにゆらしながらグイグイ刺激するので、首や肩のピンポイントケアに向いています。
クロスグランデは全体で8個のもみ玉を使用し、押し伸ばしモーションで筋肉を深くほぐす構造。
左右の回転をくの字型サスペンションがフォローし、肩甲骨周りから腰、お尻にかけてゆったり広くケアします。
動きのリズムがゆったりで、全身に効果を感じやすい仕様です。
カバー素材と肌触りの印象
ミニには伸縮性のあるポリエステル素材のカバーが使われ、肌あたりがなめらかでやさしくフィット。
縫い目も少なく、つるんとした感触で着座時にひっかかりがありません。
洗濯はできませんが、軽く拭くだけで清潔に保てます。
クロスグランデは表面カバーが取り外せて洗える仕様。
素材には通気性の良いメッシュ生地が使われ、汗や皮脂がつくシーンでも清潔に使い続けられる点が大きなメリットです。
重さ・持ち運びやすさの違い
ミニの重量は1.2kgと軽量で、女性が片手で軽々移動できるのが魅力。
ソファ→布団→デスク横へ、気ままに持ち歩いて“その場その場”でケアできます。
クロスグランデは約2.9kgと重めですが、中央にしっかりした取っ手がついており、片手で方向転換したり別の部屋へ移動したりも可能。
ですが頻繁に持ち歩くと軽さは感じにくく、基本的には固定場所での使用が前提になるでしょう。
電源方式やスイッチの仕様
どちらもAC電源式で動作時間は共通の15分オートオフタイマー付き。
ミニは前面に大きめのワンプッシュボタンがあり、「迷わず使いたい、電源入れたらすぐケアスタート」派にぴったり。
倍速や加熱機能はありませんが、シンプルな分だけ直感的な操作が可能です。
クロスグランデは前面にモード切替・強弱・ヒーターの3段階構成のパネル式スイッチ。
お好みの設定に調整しつつ、うつ伏せで使いたい、温めながらほぐしたい、という使い手にも柔軟に応えられます。
価格差は?どちらが“コスパがいい”のか
両モデルを比較検討する上で気になるのが、やはり「予算とのバランス」ですよね。
実売価格や機能面との兼ね合いを見てみましょう。
価格帯と入手しやすさの比較
AX‑HCL318(ミニ)の実売価格はおおむね5,900~5,980円程度。
複数の通販サイトで5,900円前後が続いており、公式でも5,980円(税込)となっています 。
AX‑HCL348(クロスグランデ)は一般的に15,400円(税込)前後。公式価格が15,400円で、通販でもほぼ同額、ポイント還元込みでは実質13,400円代で購入できる例もあります。
「価格以上の価値」がどちらにあるか
ミニはおよそ6,000円払うだけで、持ち運びやすさとシンプル操作を手に入れられるお手軽モデル。
一方、クロスグランデは倍以上の価格ですが、「ヒーター」「モード切替」「洗えるカバー」といった充実機能が備わっています。
軽さを取るか、本格的なもみ心地を取るか。6,000円と15,400円という価格差が、「必要な機能」に見合ったものかどうかが判断のカギになるでしょう。
実際、ミニは「とりあえず試してみたい」という人やサブ機としての導入に向いている価格帯。
一方クロスグランデは、毎晩しっかりケアしたい方、本格的なマッサージ効果を求める方に対して、動線・日常導線を越えた満足感を提供してくれます。
何を基準に選ぶ?迷ったときに考えたい3つの視点
「見た目は似ているけれど、どちらが自分に合っているのか分からない」。
そんなときに頼りになるのが、“数字”ではなく“暮らし”の視点です。
ここでは、購入前に考えておきたい3つの基準をもとに、ミニとクロスグランデの違いを整理してみましょう。
「もみ心地」重視か、「使いやすさ」重視か
選ぶ際にまず考えたいのが、「どんな感触を求めているか」。
本格的に深くほぐしてくれる強さを優先するのか、それとも気軽に当てながら使える柔らかさを求めるのか。
AX-HCL348(クロスグランデ)は、8個のもみ玉による広範囲の動きで、肩甲骨まわりや腰までもしっかり届く構造。強さや包み込まれるような圧を重視したい人に向いています。
一方、AX-HCL318(ミニ)は、4つのもみ玉によるバウンド回転で軽やかな刺激。
強さよりも、「当てながら家事をする」「気が向いた時にすぐ使いたい」など、手軽な使い勝手を求める人にしっくりきます。
自分の暮らしに馴染むサイズとは
製品そのものの大きさ以上に、「どこでどう使うか」によってサイズの印象は変わってきます。
ミニは横幅約32cm・重さ約1.2kgと非常に軽く、棚やソファのすき間にも収納しやすい設計。
使いたい場所にさっと移動させて、使い終わったら片付けられる——そんな“動き”が生活導線にしっくりくる方にはうれしいポイントです。
クロスグランデは横幅約38cm・重さ約2.9kgと安定感のあるサイズ。
チェアやベッドに定位置をつくって「じっくり腰を据えて使う」スタイルに向いています。
日々のリズムの中で“ケア時間”を習慣にしたい方には、その大きさが安心材料になるはずです。
使う場面・頻度をイメージしてみる
毎日使うのか、週末だけなのか。
ソファの上か、寝る前のベッドか。
それによって、求める条件は大きく変わります。
毎日の中で何度も使いたいなら、軽くて取り回しのいいミニが断然ラク。
使いたい場所に持ち運びやすく、ワンボタンで迷いなくスタートできるシンプルさは、忙しい毎日の中でこそ生きてきます。
逆に「夜は照明を落として、じっくり腰を据えて使いたい」「今日は特に疲れたからしっかりケアしたい」という方には、クロスグランデの厚みと力強さが頼れる存在になります。
ヒーターやモード切り替えもついていて、“ただのマッサージ”にとどまらない心地よさがあります。
どんな人にAX‑HCL318(ミニ)が合う?
「軽くてコンパクト」なミニタイプは、導線重視派にこそぴったり。
ここでは、具体的にどんなシーンで活躍するかをイメージしやすくまとめました。
省スペース重視の暮らしに
平日の朝や夜にちょっとひと息つきたい。
そんなときには、ミニの薄さと軽さが威力を発揮します。
ストレージの隙間にすっぽり収まり、使いたいときにサッと取り出せるので、「置きっぱなし」は要りません。
省スペース重視の暮らしにフィットします。
狭い部屋やワンルームでの使いやすさ
ワンルームや子ども部屋など、スペースが限られている場所でもミニは邪魔になりません。
椅子に置いても、布団に持っていっても圧迫感なし。
生活スペースが狭くても、場所を選ばず使える万能感があります。
“ちょこっとケア”がサッと叶う機動力
料理の合間に、洗濯物を干しながら、リラックスタイムの合間に——ミニなら立ち上がったその場でケアスタート。
片手で持ち歩いてその時その場所で“ちょっとした快適”を挟むことができます。
これが軽量モデル最大の魅力です。
どんな人にAX‑HCL348(クロスグランデ)が合う?
「今日はしっかりほぐしたい」——そんな日に頼れるのが、クロスグランデ。
座ってもたれた瞬間の包み込まれる安心感、しっかりと届くもみ玉の深さ。
その魅力が活きるのは、こんなライフスタイルの人です。
本格派のもみ心地を求める人に
くの字構造で体に沿って広がるクロスグランデは、肩甲骨や腰まわりなど、奥まで届いてほしい部分へのアプローチが得意。
「凝りが抜けきらない」「もう少し強く押してほしい」——そんな悩みにしっかり応えてくれる深さと強さがあります。
肩からお尻にかけての広範囲なケアを重視する方には、頼もしい相棒になります。
広めの部屋・リビング使いを想定するなら
定位置を決めておき、毎日同じ場所で使いたいという人にもクロスグランデはおすすめ。
重さがあるぶん安定感があり、ソファやダイニングチェアと一体化するように使えます。
使用後にしまうというより、「家具の一部」として生活空間に組み込める感覚です。
広めのリビングや寝室など、置き場所に余裕がある方にこそフィットします。
長時間使用や疲労感の強い人に向く理由
クロスグランデには、温感ヒーターやモード切り替えも搭載されており、単なる“押す”だけではない、深くじんわりとした癒しが得られます。
特に仕事終わりや、体を動かした日の夜に「長めにしっかり使いたい」という人にとっては、体をあずけられる安定性と静音性が心地よさにつながります。
まとめ
マッサージクッションといえば、見た目やサイズはどれも似たり寄ったり。
でも、その“ちょっとした違い”が、使い続けるうちに大きな差になって現れます。
AX-HCL318(ミニ)は、軽さと手軽さを武器に「どこでも・すぐに」使える身軽な一台。
暮らしの中にスッと溶け込み、家事の合間や仕事の後に寄り添ってくれます。
一方のAX-HCL348(クロスグランデ)は、より深く、より広く。
体全体を包み込むようなもみ心地で、一日の疲れを本格的にほぐしたい人に応えてくれます。
選ぶって、悩むことじゃないんです。
「どんな風に、自分の時間に立ち会わせたいか」を考えるだけで、答えは自然と見えてきます。
そして何より大切なのは、「買ってから後悔しないこと」。
そのためにこの記事が、少しでもあなたの“選ぶ目”の後押しになればうれしいです。
ライター紹介:柚木 千帆(ゆのき・ちほ)
※この人物は架空のライターです。本文内の意見や体験はフィクションとしてお楽しみください。
「似ているようで違うからこそ、“選び”は暮らしを変える」が信条の、家事まわりの目利きブロガー。実体験から編み出した“違いの輪郭”を丁寧に伝えるスタイルで、読者の「選び疲れ」に寄り添います。