この記事では、テスコム(TESCOM)とパナソニック(Panasonic)のドライヤーの特徴とおすすめモデルを解説しています。
ドライヤーを購入する際には、これらのメーカーは有力な候補になりますよね。
いずれも人気のドライヤーを発売していますが、価格帯もさまざまで特徴や機能の違いがわからないという人もいるでしょう。
この記事では、両社のドライヤーの違いを比較しながら、自分に合ったおすすめの一台を見つけるポイントを紹介します。
- テスコムとパナソニックのドライヤーの違い
- 価格帯別のおすすめモデルとその特徴
- それぞれのドライヤーがどんな人に向いているか
テスコムとパナソニックのドライヤーの違い
クチコミでは高評価が多いテスコムとパナソニックのドライヤーですが、具体的な違いはイマイチわからないことも多いですよね。
ここからは、それぞれの特徴や違いを3つに分けて見ていきましょう。
風量と温度の違い
テスコムとパナソニックのドライヤーは、風量と温度に違いがあります。
ミドルレンジモデルの場合、テスコム製品の風量(吹出口)は約2.5㎥/分、温風温度は約95℃です。
一方、パナソニックは風量(吹出口)が約1.6㎥、温風温度は約90℃となっています。
速乾性を求めるのかダメージを抑えたいのかによって適したドライヤーは変わるため、一概に数値が大きければよいというわけではありません。
この値だけを見ても、両メーカーのドライヤー開発に対する姿勢が異なっているのがわかりますね。
独自ヘアケア機能の違い
テスコムとパナソニックはどちらも髪のダメージを抑える技術を持っています。
テスコムには「プロテクトイオン」と呼ばれる技術があり、マイナスイオンとプラスイオンを同時に放出して静電気を抑制し、髪の広がりを抑えるのが特徴です。
対してパナソニックでは、エアコンや空気清浄機で有名になったナノイー技術をドライヤーにも搭載しています。
これは「ナノケア」と呼ばれ、髪のうるおいを守ってまとまりやすいツヤ髪になれると評判です。
商品ラインアップの違い
テスコムとパナソニックのドライヤーには、展開している商品の種類やカテゴリーにも違いがあります。
テスコムはプロの美容師向けの製品を多く販売していることもあり、スタンダードな形のドライヤーが主流です。
機能がシンプルなため、で比較的リーズナブルな価格で高性能なドライヤーが手に入りやすいと言われています。
パナソニックはコンパクトサイズのものから、くるくるドライヤーのようなパーソナルユースのものまで多種多様な製品ラインアップです。
温度調節機能や頭皮をケアするモードがついている機種もあるので、使う場所や使い方に合ったものを選べますよ。
価格帯別に見るおすすめモデル
同じドライヤーでも、テスコムとパナソニックはその考え方や機能には違いがあることがわかりました。
ここからは価格帯ごとにそれぞれの代表的なモデルを比較し、その特徴を紹介します。
エントリーモデル(~7,000円)
ドライヤーの基本とも言える「しっかり乾かせる機種」を探しているなら、価格を抑えたエントリーモデルがおすすめです。
基本性能をしっかり押さえた、シンプルで使いやすいモデルがそろっています。
※価格は税込。2025年4月時点の情報です。
大風量&軽量設計。プロテクトイオンで髪のまとまりをサポート。
公式オンラインショップの価格は6,330円という、お手頃価格のドライヤー。
本体重量はテスコムの速乾ドライヤーの「Speedom」シリーズでは最軽量の495gで、ロングヘアを乾かす時にも疲れにくいと評判です。
しかも風量は2.3㎥/分、出力は1300Wとパワフルさも備えています。
速乾だけでなく、プロテクトイオンを搭載しているので、速乾でありながら髪にもやさしいといううれしい製品です。
大風量と髪にやさしい低温ケアが魅力のエントリーモデル
「ionity」シリーズのエントリーモデルで、価格は6,600円に抑えられています。
吹出口の風量は1.6㎥/分ですが、周りの風を巻き込むことで髪には3.0㎥/分の風が届く独自設計で速乾性は抜群です。
しかも、マイナスイオンを発生させながら髪を乾かす「低温ケアモード」が搭載され、髪がコーティングされてサラサラの髪になる効果があります。
重量も545gと比較的軽く、ハンドルが折りたためるので旅行などの持ち運びにも便利です。
「今までとは明らかに違う髪質になる」、「低温の風が心地よい」と評判ですよ。
ミドルレンジモデル(7,000円~15,000円)
速乾性やヘアケア機能は欲しいけれど、コストパフォーマンスのよいモデルを探しているなら、この価格帯のものがおすすめです。
日常的に使いやすく、髪をいたわりながらケアできるモデルが充実していますよ。
パワフルな大風量とプロテクトイオン搭載で、速乾&まとまりのある仕上がり。
シンプルでコンパクトな形状ながら、2.5㎥/分という業界最大級の風量を持つモデルです。
1400wのハイパワーで風圧も従来モデルよりもアップしているので、忙しい朝などでも髪をすばやく乾かせます。
しかもプロテクトイオン搭載なので、髪のツヤをアップさせまとまりやすい髪になると評判です。
ハンドル部分は折りたたみ可能なので、旅行時などにも便利に持ち運べますよ。
「速乾性がありながら、髪がつややかになる」という意見が多く、税込価格は11,000円でバランスのよい一台です。
Wミネラルマイナスイオン搭載で、髪の水分を守りながら乾かす。
「Wミネラルマイナスイオン」を搭載し、髪の水分を守りながら乾かすと評判のドライヤーです。
通常のマイナスイオンに加えてミネラル成分を含んだイオンを放出することで、髪の水分バランスを整え、まとまりのある仕上がりを実感できます。
吹出口の風量は1.6㎥/分ですが、風圧が高いため実際に髪に届く風圧は3.3㎥/分に相当すると言われています。
付属の速乾ノズルを使うと、さらに短時間でしっかり乾かすことが可能です。
また、温風と冷風を交互に切り替える「温冷ツインフロー」機能で髪のダメージを防げます。
これだけの機能を持ちながら価格は9,790円に抑えられており、乾かすだけで髪をケアできる一台です。
ハイエンドモデル(15,000円~30,000円)
髪の仕上がりにこだわりたいなら、ハイエンドモデルを検討しましょう。
プロ仕様のパワフルな風量を持つモデルや、ヘアケア機能が充実したモデルがそろっていますよ。
プロ仕様の大風量&プロテクトイオン搭載で、サロン級の仕上がりを自宅で実現。
テスコムの「Nobby」シリーズは、プロの美容師から多くの支持を受けているドライヤーです。
「NIB500B」は、Nobbyブランドの家庭向けモデルとして24,200円で販売されています。
テスコム独自開発の「シロッコファン」から出る風量は最大2.5㎥/分と大風速で、髪を根元からしっかりと持ち上げて乾かすことが可能です。
また、温冷自動切換えモードで髪をいたわり、「プロテクトイオン」が静電気を抑えてまとまりをサポートします。
「サロン帰りのようなツヤが出る」「乾くのが早くてまとまりがいい」という声も多く、髪のケアを意識する人にはぴったりの一台です。
ナノイー&ミネラル搭載で、髪の内部からうるおいを守る高機能モデル。
「ナノケア」シリーズの中でも人気の「EH-NA9M」は、「ナノイー」&「ミネラルマイナスイオン」を搭載し、髪の水分バランスを整えながら乾かせるのが特徴です。
ナノイーは髪にうるおいを与える効果があり、乾燥による髪のうねりやパサつきを防ぐ効果があります。
さらに「UVケア効果」で、紫外線による髪のダメージを軽減し、つややかな髪を切^プできるでしょう。
付属の速乾ノズルや「温冷リズムモード」により、強弱をつけながら髪をやさしくすばやく乾かせます。
「乾かした後の手触りがなめらか」「しっとりした仕上がりになる」といった感想が多く、しっかりと髪をケアしたい人におすすめの一台です。
どんな人におすすめ?
髪の長さやヘアスタイルなど、どのような仕上がりを求めるのかによって適したドライヤーは異なります。
特に「速乾」「ヘアケア」のどちらを重視するのかが、選ぶポイントのひとつです。
ここからは、どのようなドライヤーがあなたに合っているのかをメーカー別に見ていきましょう。
ドライヤー壊れて、日本のメーカーでとにかく早く乾くの!と思って買ったテスコムのこちら。
ショートの私の髪、2分で大体乾いて笑う🤣速さは正義です! pic.twitter.com/QYMxCWwsKM— にょろり@すみりん1年生 (@nyorohouse) April 18, 2025
テスコムがおすすめな人
「とにかく速く乾かしたい!」という人には、テスコムのドライヤーがぴったりです。
特にNobbyシリーズは、プロの美容師の声から生まれたため、扱いやすさと大風量に定評があります。
短時間で髪を乾かせるので、ロングヘアの人や朝の準備に時間がかけられない人に向いています。
また、比較的手ごろな価格で販売されているため、「コスパのよいドライヤーを使いたい」という人にもおすすめです。
- できるだけ早く髪を乾かしたい
- シンプルで使いやすい機能がいい
- コストパフォーマンスを重視したい
パナソニックがおすすめな人
「ドライヤーでヘアケアもしたい」という人には、パナソニックのドライヤーがおすすめです。
ナノイーやミネラルマイナスイオンなどの機能によって、髪にうるおいを与えてまとまりのある仕上がりにしてくれます。
髪のパサつきを抑え、さらさらした髪質になると評判ですよ。
特にハイエンドモデルには、UVケア機能や温冷リズムモードなど、髪をいたわる機能が充実しています。
- 髪のパサつきが気になる
- ドライヤーでヘアケアもしたい
- しっとりまとまる仕上がりが好み
まとめ
テスコムとパナソニックのドライヤーを比較し、それぞれの特徴やニーズに合ったおすすめのメーカーを紹介しました。
プロ向けのドライヤーを得意とするテスコムと、美容機器のノウハウを持つパナソニックは、まったく違う個性のドライヤーを販売しています。
速乾性を求めるのか、ヘアケアを行いたいのか、持ち運びたいのかどうかなど、自分が求める機能を洗い出してから選ぶのがよいでしょう。
どちらのメーカーも予算に応じたさまざまな機種を販売していますので、予算と相談しながらニーズに合う一台を見つけてくださいね。